登る(ハイキング・三ツ峠)

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三ツ峠

小説「富嶽百景」にも登場した太宰治を訪ねるコース

コース概要
三ツ峠登山口バス停~三ツ峠山頂~カチカチ山ロープウェイ
所要時間
約4時間~4時間半

このコースは、登山ルートが太宰治が実際に井伏鱒二と登ったルートで、小説「富嶽百景」にも登場します。
山頂までは約1時間半~2時間ですので三つのコースの中では一番お手軽なコースです。

登山道は地元の小学生など遠足に登るコースになっています。

河口湖駅

▶ 河口湖駅

三ツ峠登山口バス停

▶ 三ツ峠登山口バス停

国道137号分岐

▶ 国道137号分岐

コース所要時間

太宰治と三ツ峠山

太宰治と三ツ峠山

太宰治の短編小説「富獄百景」は、ここ河口湖が舞台になっています。 当時太宰はここ河口湖は御坂峠の茶屋に滞在する井伏鱒二に会うために河口湖に訪れました。その頃の太宰の数年間は自殺未遂に不眠、鎮痛剤パビナール中毒による妄想、そして愛する妻の裏切りなど…ショッキングなトラブルばかりを起こしており、精神的にかなり不安定な時期を過ごしていました。

そんな太宰を察してか井伏鱒二は滞在先の河口湖に太宰を招きました。傷ついた深い傷を癒すため、思いを新たにする為に藁にもすがるような思いでこの地にやってきたのです。 ここ河口湖に来て2、3日後に太宰は井伏鱒二と三ツ峠に登りますが、この三ツ峠に登る場面はこの「富嶽百景」の作品で大きな役割を果たしています。 その時の井伏鱒二の姿は「ちゃんとした登山服」を着ていたのに対し、太宰は変な「ドテラ姿」。そして「身なりなんか気にしないほうがいい」と気の毒そうに太宰をいたわる井伏鱒二…。このシーンで太宰はその時の太宰の「情けない自分」を井伏鱒二と比べることによって表現しています。
そして太宰と井伏は三つ峠に登りますが、残念ながらその時富士山が井伏と太宰の前に現われることはありませんでした。 しかしながら山頂で立ち寄った茶屋の老婆とお茶を飲みながら話すシーンでは、「もう少し経ったら晴れると思いますが…」そして老婆は店の奥から大きな富士山の写真を持ち出してきて、その写真を両手高くあげて、「ちょうどこの辺に、このとおりに、こんなに大きく…」と一生懸命に太宰と井伏に説明するユニークな姿に太宰と井伏は笑います。 それに対し太宰は「いい富士を見た。残念にも思わなかった。」と言います。

富士山は見えなかったけど、その他愛もない出来事が楽しかった。太宰の心は少しずつ癒されていき、立ち直っていきます。 その後井伏は帰京するものの約3ヶ月太宰は河口湖に滞在しますが、太宰は茶屋の田舎の娘さんをはじめ素朴な人々とのふれあい、そして毎日見つめあう富士山、井伏の紹介で二番目の妻となる甲府の女性と出会いもあり、太宰は立ち直り、運命も徐々に好転していきます。この「富嶽百景」の作中に登場する名文句「富士には月見草が良く似合う」は、大きくそびえたつ孤高の「富士」に対し、それとは対極にある小さいながらもしっかり大地に根を張る素朴な「月見草」に今の自分を重ね合わせているようで、立ち直り希望に満ちたそのときの太宰の心境を的確に表現した名文句と言えます。 そして太宰は二度目の結婚をし、この河口湖での出来事をつづった「富嶽百景」をはじめとした鮮やかな作品群、いわゆる太宰の「中期作品」を次々と生み出してゆくのです。

三ツ峠登山コース

三ツ峠登山コース高低図

三ツ峠登山コースギャラリー(三つ峠駅から登るスタンダードコース)

三つ峠駅から登るスタンダード登山コース

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