ロープウェイの仕組み

ロープウェイの仕組み

交走式ロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ)

交走式ロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ)

循環式ゴンドラリフト(福島県 あだたら高原リゾート)

循環式ゴンドラリフト(福島県 あだたら高原リゾート)

カチカチ山ロープウェイは、「支索」と言う太いロープ(索条)を線路代わりに使って、2台のゴンドラを「曳索」(えいさく)と「平衡索」(へいこうさく)と言う細いロープで上下させる「交走式」のロープウェイです。
それに対して、スキー場で見られるリフトやゴンドラリフト等は「循環式」と呼ばれる方式を採用しています。

支索

支索は鋼線をより合わせた直径50mmのロープで、この上をゴンドラを吊り下げている溝のある車輪(受索輪)が動きます。
このロープは山頂の端は固定されていますが、山麓の端は48tの重り(緊張索重錘)で引っ張られており、ゴンドラの位置や風等による力の変化に「柳に風」と柔らかく対応します。

直径50mmの支索で重いゴンドラを吊り下げ、更に定員36名もの人間を乗せて、ロープが切れたりしないのか?との疑問も湧くかも知れません。
しかし、鋼線をより合わせたロープは非常に強く、これ以上の力を掛けると切れてしまうと言う力 ── これを「破断力」と呼びます ── 。
破断力は、何と214tもあり、大型トレーラーやアフリカ象を吊り下げても、びくともしない程の強度があります。

曳索

曳索は、2台のゴンドラをつるべ式に動かす鋼線をより合わせた直径22mmの2本のロープです。

山頂機械室に設置されている出力75kW(100HP)のモーターで動かします。

平衡索

平衡索は曳索の反対側に付いている鋼線をより合わせた直径20mmの2本のロープです。 ゴンドラの動きを滑らかにする為、山麓機械室の中で3.0tの重り(平衡索重錘)の付いた滑車を通りながら動きます。

ロープウェイ概要

営業開始 昭和34年(1959年)7月11日
索道方式 3線交走式(1支索2曳索)
線路傾斜長(全長) 460m
高低差 219m
最急勾配 34°07
ゴンドラ定員 36名
運行速度 3.4m/s(12.4Km/h)
片道所要時間 3分
支柱 1基(15.50m)
搬器 大阪車輌工業(2015年)製
設計施工 安全索道株式会社
起点(緊張) 河口湖畔停留場 856m
終点(起動) 天上山富士見台停留場 1,074m
索条(ロープ) 1)支索 50mm
2)曳索 22mm
3)平衡索 20mm
4)支索緊張索 72mm
運転室

運転室

機械装置

主原動機

75kW(100HP)

予備原動機

68kW

制動装置

電動制動機 手動制動機、減速装置 油浴密閉式減速装置、開放手歯々車装置

メーカー

安全索道株式会社(電気関係:東洋電機株式会社)